「スッキリした家で暮らしたい」「大切な人とくつろげる穏やかな空間を手にいれたい」
【本当に必要なモノ】【本当に大事なモノ】
それらだけに囲まれて暮らせたら誰でも居心地よく感じられますよね
整理収納に特別な素質や多くの時間は必要ありません。
基本的なポイントさえきちんと理解すれば、それは誰にでもできる単純なプロセスなのです。
気持ちよく片付いた部屋を自分でキープできるように
心地よい空間の中で、より輝く時間を過ごせるように
モノを暮らしに見合った分量に減らさない限り、整理はできません。
整理とは【区別すること】
この技術が磨かれてくれば、誰でも整理上手になります。
モノは今後も増え続けます。
不要なモノは身の回りに溢れています。
大切なモノやよく使っているモノを減らす必要はありません。
家じゅうのあちこちに潜んでいる、不要なモノに気付きましょう。
「高かったし…」という過去形や、「いつか使うかも」という未来形ではなく、
「今使っているかどうか」で判断しましょう。
何が入っているのか思い出せない収納スペースやダンボール、中身は本当に必要なモノでしょうか…?
また、ただ捨てるのはもったいなくても、誰かの役に立てるのならば手放せるモノもあるのではないでしょうか?
例;他人や施設に譲る/リサイクルショップ活用/フリマやオークション出品/寄付する…など
そして要・不要の判断は2秒~8秒でしましょう。それ以上迷ったら「とりあえずボックス」に移動します
すぐには捨てない、と思ったら判断するのもラクになります。ただし、期間限定にし、期限が来たら再度決断をします。
必要なモノだけが残ってスッキリしたら今度は「わける」作業です
あなたはそれを、どの部屋で使いますか?行動動線を意識しながら、もっとも使勝手のよい場所を探しましょう。
収納ルールの基本は「使う場所に使うモノを」
毎日使うモノ、時々使うモノ、年に1回しか使わないモノ…
使用頻度は様々です。
収納ルールの基本は「よく使うモノをより便利な場所に」
お化粧セット、お手紙セット、朝食セットなど…
よく使うモノ同士をまとめると作業効率がグンと上がります。
家にある布とマスキングテープを利用して作った
「ラクラク区別シート」です
整理になれるまではこのようなシートがあると
作業がスムーズにはかどります
収納の大原則は、「出し入れしやすい」「一目でわかること」
モノは使うためにあります。
使いやすく、モノの存在を忘れない収納を工夫しましょう。
中身の見える半透明の収納用品を利用したり
中が見えないモノにはラベルをはって管理するなどの方法があります。
収納法はシンプルが一番!
〇収納スペースの見直しをしましょう
〇収納用品はサイズが命
新たに購入する場合は収納スペースを正しく計測します。
特に開口部分の寸法にはご注意を。
〇ピッタリの収納グッズをじっくり選ぶ
衝動買いは厳禁!買うのは最後!最適なサイズが決まるまでは既存のグッズで様子を見る慎重さも必要です。
〇整理収納は変化する
出産や引っ越し、退職や子どもの独立など、ライフステージが変わると暮らしも収納も変わります。
「不便になった!」と感じた時が見直し時。その時々の暮らしを最大限充実させるために
「わが家」の整理収納を見直しましょう。
誰もが平等に与えられているもの。
それは『時間』と『死』です。
整理と収納に向き合ってきたのは他でもない、
「自分の時間」を大切にして生きていきたいから。
人生の主人公はいつだって「自分」なのです。
身の回りを整理し、収めるべきところにモノが収まった
空間は、「自分の時間」を再認識させてくれます。
丁寧に作り上げた自分の環境の中にいると
自分自身、そして時間、もちろん大切な家族との関係も
もっとよくしていきたいと、
これまで以上に前向きに物事をとらえられるようになります。
―自分の時間-
【幸福】
誰もが到達しようとして
なかなかできないあの目標も ここにかかっている
「1日24時間でどう生きるか」
「空白の時間」があなたにはたくさん与えられている
「幸福とは、肉体的・精神的快楽を得ることにあるのではなく、
理性を豊かにし、自らの生活信条にかなった
生き方をするところにある」と、悟ることによって
幸福を自分のものとしている。
アーノルド・ベネット『自分の時間』より
手帳を活用しています。愛用はCITTA手帳。私の仕事やプライベート、3人の子のそれぞれの予定は4色ボールペンで色を使い分けています。日々のto doリストや夕食の献立も全て1冊にまとめ、暮らしを整える必須アイテムになっています。
子どもや家事にかかる時間、仕事時間、そして自分の好きなことにかけられる時間をきちんと計測し、「気づいたらもうこんな時間!」なんてことが極力ないように気を付けています。何をするにも便利なアップルウォッチを重宝しています。
私はかつて、3人目の子の出産と引っ越しが重なり、上の子もまだまだ手がかかる時期、人生で最も忙しい時を過ごしていました。常に時間に追われ、焦りから解放されることなく、子どもをかわいいと愛でる余裕もなくし、目の前のタスクに今にも押しつぶされそうでした。
せっかく生まれて来てくれた、かわいいわが子達。でも現実は…お茶をこぼしたりトイレに間に合わなかったり。そのたびに「いらん仕事増やして!」とイライラしてしまう自分。そして自己嫌悪に苛まれる始末。
苦しかった。うまく暮らしが回らないのは、家事力の足りない自分のせいだと思っていた。
子どもに優しくなれないのは、器の小さな私に問題があると思っていた。
でも、変わる方法があったんです。
モノを減らして「家」そのものを自分の味方につける方法があったんです!
頭を混乱させるモノの多さ、家事の手間、スケジュールの過密、人付き合いの複雑さ…
全ていったん整理することで、暮らしがスッキリすることに気付きました。
「人生の棚おろし」ですね。
今、自分はどれだけのモノ(在庫)があって、これからのために何が必要かを見直してみる。
すると一本筋が通ったように、暮らしという絡まった糸・自分という絡まった糸がほどけていくのを実感出来ました。
現在はあの頃と全く違います。
家事もスムーズにこなせるし、家も簡単に片付くし、掃除もしやすい。
以前よりもお料理に力を入れられるし、子どもが可愛くて仕方がない。
夫とけんかもしないし、なにより自分に自信が持てた。
自分の大切なこと、趣味、したいことに時間を注げるようになりました。
もう一つ打ち明けますと…
精神的にものすごく弱かった自分が、強くなれたんです。
うつ病、躁うつ、不眠症、摂食障害など…過去の自分はいろんなことを経験してきました。
怖かった、いつかふとしたことがきっかけで、再発するんじゃないかって…ビクビクしている自分がいました。
でも、整理収納を通して自分が成長したことがわかるんです‼
現実とひたむきに向き合って、これを持っている、これは必要ない…と、モノを通して判断力や決断力が身に付きます。
自分がどんな暮らしをしていきたいか明確にし、自分の手と頭を使って環境を作っていくことで、
迷いや、悩み、辛さ・苦しさに対する解決力を伸ばしていくことが出来るんです。
なぜ整理収納アドバイザーになったか。
かつての自分のように悩みがたえない方、時間がなくていっぱいいっぱいになっている方の
少しでも力になることが出来たら…という思いからです。
暮らしも時間も自分自身も、全てこれからのために変えられます☆
過去は全て、これからのために生かせます。どんなに苦労しても、どんなに辛かったとしても、
「後悔するほど何かを学べた過去に、むだなものはない」 のです。
ひとりでも多くの方の、暮らしを整えるお手伝いが出来ることを願っています☆
その人にしかない幸せ、楽しみ、価値観を大切に☆☆
人生をより豊かにして頂きたいと心から祈っています。
整理収納にその力があると信じて。
あみ
2020年5月6日 夕日を浴びながら自宅のデスクにて。